Netflix限定作品でありながらもまた異色の作品ですね。映画だけどゲームのような。昔「かまいたちの夜に」ってゲームがありましたが、あんな感じですかね。映画のストーリーに沿って生じる選択を視聴者自身が選択できる。これはネット配信だからこそできる手法ですね。
なるほど、面白いのはストーリーの内容がどことなく我々視聴者側への示唆になっている点。
「どの選択をしても運命に導かれている」
果たしてそうなのか。抗いたい。あの時ああしていればって選択はこの人生でいくらでもある。でも結局は全て同じ結論に辿り着くのだろうか。
私は２パターンやってみましたが、主人公が成功したパターンと完全なる失敗パターンになりました。成功といってもクレジットが出ているとまだ完全なる成功ではないんですかね。ただ、映画内のセリフのように、どう選択しても同じになるということはないようです。そこで諦めちゃった。ちゃんとしたゴールがあるならまた見てみたいと思います。
地味に嬉しいポイントはウィル・ポールターの出演ですね。この人は本当に独特の存在感がありますね。今回はカリスマゲームクリエイターとして、どこかこの世界を知り尽くしているかのような雰囲気がクールでした。
