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アスの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

米政府が「私たち」をコントロールするために産み出すも失敗した結果の、テザードと呼ばれる地下世界に繋がれたクローンたちが、「私たち」を襲撃。全体から細部まで様々なレイヤと角度で、様々な解釈を可能とするよう、精巧に作り込まれた作品。社会的メッセージを含み、凝った映画技法を駆使し、エンタメとしても楽しめるのは「パラサイト」、「主人公アデレードのクローンは誰?」問題はリンチ、聖書から「シャイニング」など名作映画、ギャングスタラップまでの夥しい引用(テザードたちの赤服は「ハンドメイズテイル」オマージュ?)はタランティーノ、重厚な作風は PTA(謝辞にクレディット)、と多くの映画や監督を想起。過剰なシンボリズムやポップカルチャー引用が、アクション/ホラー映画としての面白さを相殺してしまっている感はする。劇伴、スタイル的には普通にオケだが、楽曲も録音も、そして映像に対し埋没せずちょっとだけ目立ち気味な塩梅も、良い。ソースミュージックでは、殺戮シーンの NWA 爆笑
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