ジョーダン・ピール監督の前作「Get Out」の鑑賞歴の有無で、観方が随分変わりそう。
ホラーとコメディの融合で作り出される不穏さやシュール感を前に怖いのか面白いのか混乱しながら動向を見守っていると、気を許したタイミングであっと驚かせる演出が立て続けに用意されていた。監督のストーリー構成力に惚れ惚れします。
前作に続き、不協和音を奏でるオープニングに笑う。良くない事が起こる前触れとしか思えないこの演出は、監督の鉄板ネタとして今後の作品でも観たい。
ダークファンタジーを彷彿とさせる設定の中、絶え間なく続くサバイバル競争。勝敗が決まれば万事解決と思っていたら、待っていた真実が闇深くて吃驚。
これは考察サイトや監督の製作意図を調べた上で観るとより理解が深まると思うので、近々再鑑賞したい。
