何だかよく分からないままに、自分達と同じ姿をした家族と戦う展開は普通に楽しめた。
ただ今回の作品は前作のゲットアウト同様、何でこんな事が起きたのか?という謎を引っ張って最後に一気に種明かしという構造だったが、その種明かしが正直なところ「ふーん」程度にしか思えなかったので、若干興ざめ。
こういうSF的な話はガッチリと設定を固めておいて欲しいが、残念ながら設定の緩さが気になった。
とは言え、色々な考察を読んで、なるほどと思う事はたくさんあったので、観賞後の考察込みでの作品だと思った。
伏線で前半にLAのハードコアバンドBLACK FLAGのTシャツがやたらと出てくるが、あれは何のモチーフだったのかがよく分からず。
と思って海外のサイトを参照したところ、BLACK FLAGのロゴが「1111」に見えるので、作品内で頻出する「エレミヤ書 11章11節」を思わせるという事らしい。
何だ、それだけか…と今は部屋着と化したBLACK FLAGのTシャツを着ながら思った。