失敗続きで解体寸前の、冴えないにも程がある麻薬捜査班。一発逆転を狙って、フライドチキン屋に扮して張り込み捜査を行うも、なんとお店が繁盛してしまい...。
スマートさとは無縁ながらも、目まぐるしく変化して降り掛かってくる「その職としての本分」に、文字通り体当たりでぶつかって行く愛すべきボンクラたちの姿に励まされ、元気づけられる。潜入捜査ものとしての面白さと料理ものとしての飯テロ感を兼ね備えながらも、80年代の洋画のような楽観さと明るさ(そしてちょっとの不謹慎さもひとつまみ)で味付けされたジャンキーなエンターテイメント。大変美味でした。
