Rickさんの映画レビュー・感想・評価

Rick

Rick

映画(1127)
ドラマ(10)

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

4.2

ようやく、世界のことをはっきりと認識するようになり、他者と、異性との関わり方を考えるようになる12歳。きっと大人からしたら浅はかで、夢見がちかもしれないけれど、本人たちにとってはとんでもない大事件で冒>>続きを読む

フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

3.1

無秩序で、猥雑、カオス空間の中で怒号が響き、口からいろんなものが飛び出る。全てが留まるということを知らず、ただただ無意味で汚らしい、よくわからない世界がぐちゃぐちゃと進行する。

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.4

社会や身内から弾き者にされているモードと、無骨で不器用なエヴェレット。2人の関係は、たとえ他者から白い目で見られ、名前をつけることができるようなわかりやすいものでなかったとしても、確かに強い絆で結ばれ>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.8

人類史に名を残し得るような天賦の才を神から授けられてしまったら、「普通」の人にはなれないのか、「普通」の生活は送れないのか。
7歳という、可能性が無限大に広がっているような年齢のうちに人生を一方向に決
>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

4.2

様々な証言や、研究、状況証拠などからも、「歴史的事実」があったということは疑いようもない。しかし、その事実の存在を否定する者が現れた時に、真実性を証明することがこれほどまでに難しいことだとは...。>>続きを読む

ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.0

ホロコーストの研究者にユーモアは必要ない...のか。
情緒が不安定

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.7

昨日までの自分と今日の自分、どちらも同じ自分であるという確証はどこにもない。外見だけは連続性を備えているが、心の中は日々移ろい行くし、全く同じ精神状態は存在しないだろう。
それほどまでに脆い「自分
>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.7

戦意高揚のため、そして銃後の人々に希望と娯楽を与えるために作られるプロパガンダ映画。国の思惑や、企業の要望、過去の栄光にすがる名優からの希望といったもののみならず、ほぼ毎日続く空襲の脅威にさらされなが>>続きを読む

プレデターズ(2010年製作の映画)

3.7

Ну и рожа у тебя.

バトルロワイヤルものということもあり、ちょっとPUBGらしき雰囲気。プレデター先輩をもうちょっと明るいところで見せてくれてもいいのにと思う。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.9

どんな夫婦にも、それぞれの出会い方があり、それぞれに物語がある。🦒
パキスタンのお見合い結婚文化はさまざまな映画の中で障壁として描かれるが、さらに難病が立ちはだかるという、一歩間違えれば御涙頂戴になり
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

幾重にも敷かれた「映画の根本的な楽しさ、面白さ」みたいなものを再確認させてくれるような作品。皆で映画そのものを楽しむという映画体験は貴重で愛おしくて、温かい。

サリュート7(2017年製作の映画)

4.2

何のために宇宙船を飛ばすのか、国家の秘密のために宇宙飛行士を犠牲にすべきなのか。
「スペースウォーカー」や「ガガーリン」と並べて見るとロシアにおける「宇宙モノ」が定式化して来たことがわかって少し楽しい
>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.8

信頼のおけるインド映画、しかもアーミルカーンが主演ともなれば安心して見られる。
親の夢の押し付けから始まったものが、いつしか自身の夢にもなる。女性の地位が極端に低い社会において、周りからの嘲笑や非難に
>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.0

映画を愛することは、こういうことなのかもしれない。

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.9

誰しも幼い頃は狭い世界の中で全能感のうちに暮らすし、これから先の未来は明るいもので、今の関係は一生変わることはないと何処かで信じているだろう。だからこそ、「過去こそ素晴らしい」と言いたくなる気持ちも難>>続きを読む

グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

5.0

「くまのプーさん」「プー横丁にたった家」という児童文学の傑作の「外の世界」を描いた物語。
自身の子供の本名を物語で使って、それで売れてしまった場合、どこまでもその名前は付いてくる。作者であるA.A.ミ
>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

5.0

大きくなったり小さくなったりを最大限に活かした楽しいアクションの連べ打ちでワクワクするのはもちろん、ささやかながらも計算され尽くした小粋なコメディ要素がアクセントとして効いている。
MCU全体で見ても
>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

4.3

ドナルド・サザーランドの卓越した演技力と、ヘレン・ミレンのとんでもないおばあちゃん感がクセになる。
誰にも、他者の命や生を決めることはできない。

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

4.4

1920年代と1970年代という二つの時代、自分の居場所やルールを求めて「ニューヨーク」に集まる二人の少年少女。あまりに異なる様子だが紛れもなく同じ都市で、50年の時の流れにある物語がその隔たりを埋め>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.7

パディントンの引き起こしてしまうドタバタ騒動は、彼の「紳士さ」ゆえのものであり、全く嫌な気持ちにならないどころか、始終微笑みつつ声援を送りたくなる。
細かいところまで非常に気を配って伏線が張り巡らされ
>>続きを読む

ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

4.8

ウィスキーは「命の水」、しかも文字通りの。
たかがウィスキーかもしれないが、本土から遠く離れた島では死活問題であり、国の行く末よりも今日のウィスキーを求めてならば戦える。
島という非常に限られた空間の
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

とんでもないほどの緊張感の中で、意味があるのかないのかよくわからない会話が続き、不謹慎な笑いが繰り出される。一言で言ってcoolですなぁ
ハンバーガーが食べたくなる

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.1

ロシア、ドバイ、インドとあっちゃこっちゃへ駆け回り核戦争を阻止しよう!
ちょっとそれぞれの国の描き方がステレオタイプすぎませんかね、と言った感じでツッコミどころは満載ながらも、古き良きスパイものを見て
>>続きを読む

ぼくの国、パパの国(1999年製作の映画)

3.7

家族は、どうしようもなく「家族」で、それ故に理解できない部分もあるし、理解せざるを得ない部分もあって。
今作の家族は、さらに宗教と国籍が絡んでくる。パキスタン人とイギリス人のハーフでイギリスに生まれイ
>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.1

自由を標榜するアメリカの抱える大きな矛盾である奴隷制。わけのわからないまま、まるで地獄のような劣悪な環境に送られ、生きていくために嘘もつかざるを得ない。見ているこちらも、善悪の基準がだんだんとあやふや>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.2

過去に起こったことを変えてしまったら、連鎖的に全てが変わる。タイムパラドックスものとしてはよくあるけれど、それを結構がっつりとしたサスペンスと人間ドラマでつなげると、こうも化学反応を起こすのか!!
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

「真実」を求めて、アラスカへ、荒野へ。
彼にとってはエリートコースなど何の意味もなさず、虚偽と偽善にまみれていたのだろう。神の前に1人立った時に、いまここに「実存」が生まれてくる。
ただ彼は若く、周囲
>>続きを読む

>|