Sari

ヨーゼフ・ボイスは挑発するのSariのレビュー・感想・評価

-
2019/03/25 名古屋シネマテーク


芸術家と思っていたら、革命家のようだった。
フェルトや脂といった一風変わった素材で創る作品、
1週間限定でコヨーテと生活するパフォーマンス作品など、余計な説明がなく断片的に進んでいく。
これは、どう解釈したら良いのか?
芸術とは単に作品を創ることではなく、考えること、考えさせることなんだな。
.
バンクシーなどに影響を与えたと言われる過激な作品や言動に対し、ボイスが時折周囲に向ける穏やかな表情や爽やかな笑顔が印象深い。
一人の人間としてのボイスに興味が湧く。
病気で他界する晩年についても、深追いせず謎のままで終わり
見終わった後も考えさせられた。
Sari

Sari