橘

ボーダー 二つの世界の橘のレビュー・感想・評価

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)
3.8
「自分は人間とは違う」と思いながらも自分の能力を活かす仕事に就いて働き(ぴったりな仕事)、父親やご近所さんとも上手くいっている。
そんなティーナが初めて、自分と同類だと思ったヴォーレに惹かれていくのも自然でした。
どう見てもふたりとも獣!と思ったけどトロールか……性行為にくっきりモザイクかかっていて、ふたりを人間とは違うと表現するならモザイク要らんやろと思いました。全裸で森を疾走するシーンは全裸だったのに。咆哮も良かった。

でもティーナは最終的にはヴォーレとも違いました。人を傷付けたくない。
種族は同じかもしれないけど、感覚が違うのでヴォーレのした事が許せなくて通報して会いに行ったのかなぁ。
初めて仲間だと思った人を失ってまたひとり。と思ったらフィンランドから?荷物が届く。

特殊メイクは凄いし、纏わり付く犯罪も酷くてつらい。
北欧の森は綺麗でした。緑が濃くて噎せ返りそう。苔に覆われてる地面はふかふかなのか気になります。池か湖では泳げそうにないけど。。

ボーダーって絶妙。ティーナは人と獣どちらでもない。どちらでもある。
トロールはゴブリンと同じカテゴリ認識です。妖精さんだけどフェアリーとかノームとはちょい違う。ムーミンはトロールだけど…彼らも大人しくはないし。。
橘