機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのmochiのネタバレレビュー・内容・結末

映画館で鑑賞。ファーストも逆シャアも大好きな私にとっては最高でした。まず、宇宙世紀の続編を映画館で観れたこと自体に感激。そして、ニュータイプ描写が少なかったのが良かったですね。ガンダムの良さは政治的駆け引きとその虚しさだと思うので。地上での戦闘も、宇宙で当たり前に行われているモビルスーツ同士の戦闘がいかにそれ自体脅威なのかをよく表していてなかなか良い。
そして何より映像と音響の臨場感がかなり良かったと思います。逆シャアゆずりの、全面がみえるモビルスーツのコクピットからの視界はものすごく緊張感があり、モビルスーツでの戦闘がいかに難しいかよくわかる。音響も、迫力があるだけでなく、ハサウェイのガンダムをつかむときの呼吸なども緊迫感があって良かった。
キャラとしてはハサウェイの悩みキャラ感は好き嫌い分かれるところかと。物事の全体を変えようと尽力しているが、それが人々が求めていることではないし、助けたい人々もそれでは救えない。それでも一時的な解決策ではどうにもならないことも気づいているので、やはり幼稚だけど大規模な戦略で全体を取り替えるしかない。こうした悩みながらの思考は、シャアにも共通する部分と思います。わたしはこのハサウェイの感じが好きです。ギギはあんまり好きじゃないかな。ララァークエスーギギと続く円環を描きたいのかもしれないけど、流石に同じようなキャラすぎてな。