「ずるいずるいずるい…そんなの不公平です」
人気作品Fate/stay nightの劇場版3部作、通称桜ルートの3。魔術師達のバトルロイヤルだったはず。士郎は桜を倒す？救う？自分自身は？
色んな意味で最終作。状況はエラいことになってるけれど、よく考えれば身内間で納まってる聖杯戦争。キャストも少ないし。逆に凄い。
作りとして、桜は置いといてイリヤを助ける、みたいにモヤっと決意したかと思ったけれど、アーチャーの腕を使うという強い意志を見せて話を動かしたのが熱い。そして冒頭から最後まで、まさに期待を超えるようなアクションが見られた。シリーズの別ルート作もある故のセイバー戦には作り手の愛を最も強く感じた。このクォリティが今後の劇場版アニメを量る１つの基準になると思う。ラストバトルを見つめる「引くわー」みたいなあるキャラの目が印象的。終盤ちょっと要素多いかなとも感じるけれど、原作を大事にした上で映画の枠でやれる事をしっかり練った良い脚本だとも思う。
アヴェンジャーいるし、エンドゲーム的な作品。
