「私の軽率な動きがカーヒル大尉を戦死させてしまったのです」
ガンダムシリーズのTVアニメ劇場版5作の1番目。ベルリ・ゼナム少年は謎の少女に出逢いどんな新世界に踏み出す？
遠い未来を描いた作品。宇宙時代が落ち着いて高度技術がタブーだけれど、それを破ったり利権を争うような時代。
難解と言われたTV版からわかりやすくなった。空からやってきた謎の少女の描写や、軌道エレベーターの説明なんかが丁寧にされる。元々綺麗だった作画も手直しされてるようだし、キャラクター数が多い画面は映画でも見栄えがする。序盤はかなり新規映像が多い。
この1作目の構成としては90分ほどが3分割。情勢説明と出逢いの序盤、捕虜の女アイーダを助けるターニングポイントを経て、中盤はベルリがモビルスーツに乗って奮闘する。更に情勢が変わる終盤は2作目以降の展開も示唆される。
とにかく脚本やひとつひとつのセリフを練り直して物語を伝えようとしてる意欲を感じた。カーヒルの死が大きなイベントとして扱われてフォローのシーンが追加されたのが良かった。逆にモビルスーツのトイレ描写はそんなに大事なのか！？と思った（笑）
TV版から劇的改善をした作品。
