冒頭の「どアップと牛乳」からして引き込まれます。
「そこらの映画とは違うんだよ。ついてこれる奴だけ付いて来い」っていう気概を感じます。
メリハリが効いててテンポも良く、メッセージもいい。
人はやっぱり、誰かの役に立つことを望んでしまう生き物なんですよね。そして、その気持ちが高まると、愛になる。
寿命をまっとうするために、時折誰かと出会って支え合ってるというわけじゃなく、
誰かと出会って支え合い、心温まる会話をするために、寿命があると思うんです。私は。
日々まじめに信頼を積み重ねる理由は、
話したいと思える人に出会えた時に、
その相手に受け入れてもらうため。
身だしなみを大切にするのは、
「いいな」と思う人に出会えた時、
構ってもらえる確率を上げるため。
だって、好きになった人に構ってもらえることこそ、人が生きる理由そのものだから…
と、私は思い込んで生きてます。
だから、そういう価値観を肯定してくれる映画を観ると、生きる励みになるんです。
レオンはそういうメッセージが伝わってくるだけでなく、毛色は違うんだけど初めて「パルプフィクション」を観た時のような興奮があって、大満足の一本でした。
ということで。
うちもめでたく800レビューです。ありがとうございます。
皆様のレビューを読みながら、
時々コメントをいただきながら、
今も楽しく映画を観てます。
うちのレビューがきっかけで、
誰かがもし、ひとつでも「面白い」と
思える映画に新しく巡り会えたなら
それは望外の喜び、です。
いつか1000レビューとか行くのかな。
その時まで、楽しく映画を観てられますように。