さとり

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのさとりのレビュー・感想・評価

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
3.8
明けない夜はない
と、出回ってる言葉があるけど、本当に昼間が辛い日の夜は「この夜が明けて欲しくないなぁ」と思ったりする。明けて昼間を生活する事の恐怖がある。だから明けて欲しくない。
副題に「それぞれの朝」がついているこの映画を観ると、明けて欲しくない日常を体験したことがある人の夜明け前と夜明け後の様子が描かれていた。
そこから得れたものは、明日への微かな希望であった(特に小松菜奈ちゃんの役柄を観た後には感じる)。
寒さが厳しい長野県で、あの朝焼けを撮るには本当に凌ぐ力を試されたと思うけど、素敵なシーンでした。
さとり

さとり