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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーのkuraのネタバレレビュー・内容・結末

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「事情を抱えてない人間なんていないからね」

原作『閉鎖病棟』帚木蓬生(小説家・精神科医)

梶木秀丸(笑福亭鶴瓶)
塚本中弥、チュウさん(綾野剛)
島崎由紀(小松菜奈)

・精神的にくるシーン
・肯定も否定もできない何とも言えない感情

色々なことを考えさせられる作品でした。

暗く重いテーマがしんどさだけで終わらなかったのは、主役3人は勿論のこと、全ての出演者の素晴らしい演技があったからだと思います。
(苦しさはありますが、決して嫌な気持ちにはならなかったです)

外でお弁当を食べた日

どんな気持ちで焼き物を作っていたのか
どんな気持ちで海を眺めたのか
どんな気持ちで歌っていたのか
どんな気持ちで夜明けを眺めたのか

全く同じ景色でも、皆が同じ気持ちでそれを見ているとは限らない。

ただ、それがリンクすることもきっとある。

それぞれが踏み出した一歩、それぞれの朝に光が差し込んで欲しい。

また4人でお弁当を。

"あなたたちは塚本さんが狂っているって仰いますが、本当にお兄さんのこと考えたことがありますか?“

"ゆっくりゆっくりでいいよ。それでもだめだったら、帰ってらっしゃい“
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