Norisuke

貞子のNorisukeのレビュー・感想・評価

貞子(2019年製作の映画)
2.0
臨床心理士の茉優が働く病院に、記憶喪失になった少女が搬送されて来る。自分の名前すらわからず、他の患者の子ども達ともコミュニケーションをとらない少女に茉優は優しく接するが、彼女が団地放火事件の被害者であると知り…な話。
池田エライザの白目を観たくて鑑賞したものの、どうやら番宣ショットのようであそこまで白くはなかったのが残念。これまでの貞子映画からすると存外悪くない…と思ってはしまうものの、やはりB 級路線を抜け出せていないのが悲しいホラー映画。
貞子の被害者に佐藤仁美やともさかりえと、割と有名な女優さんを起用しているのが素晴らしい。特に佐藤仁美の病んでる感が貞子よりもホラーで良かった。
キリキリ不快な効果音やテレビから出て来るシーンは中田監督の真骨頂という感じで良い。伊豆大島に行くのも原点回帰という感じでファンサービスを分かっていると思う。
ただ、それ以外は全くダメ。依代?となる少女の扱いと、プロデューサーの祐介の扱いが微妙。唐突に出て来る水溜まりボンドと白目の老人も意味不明。更に色んなところにワープしたり時空を超越する編集の杜撰さも残念。
また新作を作るらしいけど…大丈夫なのかな。
Norisuke

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