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感染家族のharuのレビュー・感想・評価

感染家族(2018年製作の映画)
3.9
新感覚ゾンビ・ホラー・コメディ

とある韓国の田舎町に現れたゾンビがたどり着いたのは、一軒の貧しい家族の家だった。

ゾンビに噛まれた父は、潜伏期間を経て、みるみる若返った。
それを知った近所の老人や中年たちが彼らの元へ殺到し、ゾンビビジネスで大稼ぎ。

長男はそれを元手に廃れた家業を立て直そうとし、次男はそのゾンビを研究者へ売ろうとし、長女はゾンビに恋に落ちたり、、、コメディ要素とホラーシーンのメリハリも効いた良作。


噛まれないように逃げまくる従来のゾンビ映画のセオリーを根本から覆す、みんなが噛まれたがるゾンビビジネスという新しい発想がメインで、中盤までは非常にテンポよく進む。


中盤から後半にかけては、急にいわゆる定番のゾンビ映画展開が続き少し間延びはするも、映画全体を伏線と扱ったラストシーンでその間延び感を全部取り返してくれた印象。


笑いあり、感動あり。
新鮮な要素も、シュールな演出もあるが、なんだかんだ韓国映画らしい作品。
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