鷲尾翼

窮鼠はチーズの夢を見るの鷲尾翼のレビュー・感想・評価

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)
3.5
【まとめシネマ】#371

【まとめ】
* LGBTが身近にある女性達
* LGBTの話だけど、不遇すぎる
* キレイすぎて違和感を感じる日常

本作のテーマは「ボーイズラブが身近にいる女性の話」
本作に出てくる女性はさとうほなみ演じる主人公の元カノ、咲妃みゆ演じる主人公の妻、岡村たまき演じる婚約者の3人。ボーイズラブが身近にある女性達のそれぞれの意見は、ストレートで辛辣だが、決して目を逸らしてはいけない事実。

本作のメインは成田凌と大倉忠義のボーイズラブを描いているのだが、女性達の反応は複雑な関係性のため、不遇な運命として描いている。正直、LGBTという元々偏見の多い立場なので、映画の世界ではハッピーな部分を描いて欲しかった。

本作は比較的何気ない日常を多く描いているが、その中に複雑な人間関係がある。そのどこかドロっとした部分すらキレイに描いている違和感を感じてしまう。
鷲尾翼

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