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フォードvsフェラーリのsacoのネタバレレビュー・内容・結末

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からいきなり迫力のカーレースで気持ちを持っていかれました。
前半、フォード内部のルールや策略に翻弄されて、抵抗しながらも挑戦していくシェルビー(マッド・デイモン)とケン(クリスチャン・ベイル)、会社の権力者の理不尽な提案に歯軋りしながら観ました。
ふたりの、同じものを見据えている者だけが分かり合える絆と関係性がとても良かった。
後半のレースのシーンは大迫力で、それがCGではないというのに驚きました。
決着がついたあたりで、ケンが甘んじて速度を落としたのに、それさえ裏切りの結末になって、観ていて悔しかったんですが、そんな事はどうでも良くて、やり遂げた男の満足感は、表面上の勝ち負けではないんだなって、感動しました。
実話だから仕方がないけど、とても残念な事故死だったなぁと思ったりしました。
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