あーさん

DUNE/デューン 砂の惑星のあーさんのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品は、"メッセージ"と"灼熱の魂"しか観ていないが、この2作に相当ガツーン!とやられたので、当然 期待値は上がってしまう⤴︎(個人的には、この監督を始め、同年代の監督とは見てきたものや経験してきたものが重なる部分があり、感性が近い人が多い気がする…大好きな監督!)

で、、今作♪(ネタバレではないと思うけれど、全く情報入れたくない方は読まないで下さいね!)






やっぱり、この監督の特徴は静かな熱量❗️もう何年も何年も寝かせたテーマだったり、構想・アイディア・イメージが素晴らしくて、作品の中にそれが溢れている。。
観る方も、心して観ねば!と居住まいを正して、目を皿のようにして、、一言も聞き逃しては、ワンシーンも見逃してはなるまい!となってしまうのは、いつものこと。
なかなか映画化が難しいとされてきた作品なので、どんな風に料理されているのかが本当に楽しみで、ドキドキしながらの鑑賞だった。。

ストーリーは、、
少し複雑なのと今作はまだ前編なので、Filmarksさんにお譲りして。
1965年に完成したフランク・ハーバートの原作未読、他の映画化作品も観ていない私のような初心者の方は、いくつかのキーワードとポイントを押さえておくと観やすいかも(全く予備知識なしで観たので、設定に慣れるのにかなり時間がかかった…)。

まず、砂の惑星DUNE=惑星アラキスのことである(ややこしいが、つまり一緒という事!)。そこでしか採れない魅惑のスパイス、メランジ。この利権を巡って、宇宙規模の争いが起きる。対立する因縁のアトレイデス家とハルコンネン家。宇宙帝国の皇帝の策略。惑星アラキスの原住民、フレメン。

私の場合、star warsの時もそうだったけれど、前情報が無さすぎると頭の中で瞬時に設定が整理できず、落ち着いて鑑賞するに至らなかったので、このくらいは頭にあった方がいいかな。

これらが複雑に絡まり合い、見事に壮大な物語が幕を開ける!

いやー、面白かった❗️
でも、まだ始まったばかりで、ここからもっともっと面白くなって行く感じなので何とも言えないのだけれど、映像、音楽には圧倒されたなぁ。ハンス・ジマーの原作への愛がこれでもか!と伝わってくるサウンドに、音好きの私は大満足!後で調べたら、新しい楽器を作ったり、声のサンプルを大量に作ったり、とその拘りようは半端なかったらしい。

できるならば、IMAXで観たかったし、体感したかった❗️(時期既に遅し、、でIMAXはもうやってなかった…)

キャストの布陣は申し分なく、特に主人公ポール・アトレイデス役のティモシー・シャラメくんの魅力が存分に発揮されていた!
監督から、"彼は目に知性があり、若いのに老成された魅力もある"とベタ褒めされてたけど、確かに美しいだけでなく、人の上に立つ者の気高さや崇高さも兼ね備えていて、本当に素晴らしかった。
本人が、自分から'やりたい!'と言っただけはある。

ポールの母親、ジェシカ役のレベッカ・ファーガソンの強く意志的な眼差しも素敵だったし、どこか秘密めいた所が気になる。。

父親役にオスカー・アイザック。
star warsに出ていたので、こういう役はしっくり来る。ポールの脇を固める家臣達(モモア、ジョシュ・ブローリン)のマッチョぶりにも、イェーイ!とテンションが上がった♪
→私の中でモモアさんは(北村一輝+長瀬智也)÷2。

ハビエルさんも相変わらずの濃いお顔で、フレメンの役でご出演。

ゼンデイヤは、分からなくて後で知った!グレイテストショーマンの時は魅力的だな〜と思ったけれど、ほぼノーメイク?のせいか、若い女性というより10代の少女のように見えてしまった。。抜群のスタイルも、砂漠だから顔も体もガードされていてはっきり見えなかったし…。

ハルコンネン男爵(まさかのステラン・スカルスガルド!)の気味悪さ!最高♪

あと、ハルコンネン男爵の息子役のデイヴ・バウティスタをどこかで見た?と思ったら、"007 スペクター"に出て来ためちゃくちゃ怖い巨漢野郎!でも、今作ではパパの言いなりで、お顔はよく見ると…可愛い♪

ナウシカやstar warsの片鱗が見受けられ、色んな作品が原作から影響を受けたことが窺い知れるし、私はあまり気づけなかったけれど、オマージュも所々あったのかな(どっちが先⁈)。既視感があったのは、仕方ない。こっちが先なんだもんね。

とにかく、後半を観るまでは何ともレビューしにくいなぁ、、という印象。

だけど、ものすご〜く続きが気になる❗️

後半も必ず劇場で、次こそIMAXで観たい!!
あーさん

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