被害者ともども底辺オブ底辺なシリアルキラー。ありそうでなかった奇妙な作風で、オリジナリティは素晴らしい。蝿をもっと飛ばすべきだと思う。
殺人鬼大好き人間だった若い頃の自分が見たら大興奮したであろう。
「失われた週末」よりもアル中への恐怖が植え付けられる。こんなに強力で危険なドラッグが簡単に手に入るのに中毒になっておらず、酩酊して人を殺さず殺されてもいない、自分の現在の状態は奇跡的だ。
見た目イケメン寄りのフツメンがフリッツ・ホンカになり小田急線に乗ってきてしまう(私はこの事件が発生した電車とニアミスしました)ので本当に恐ろしい時代です。警戒しなくてはいけない男性の層が大幅に広がりました。