てっちゃん

サイダーのように言葉が湧き上がるのてっちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
紳士淑女の皆さんは、青春という言葉を聞いてなんと反応するのでしょう。
若者の皆さんは、青春と聞いてなんと反応するのでしょう。
そんな、青春なんぞやボーイミーツガール作品の本作です。

非常に分かりやすいキャラクター設定の人物たちと、その背景にある各々が持っている諸問題。
そういったなんちゃらが見やすくテンポよくアニメならではの表現で絡み合っていく。
色彩がとってもはっきりとしているから、これはビタミン映画でもあるのでしょう。

本作では言葉が重要な役割を担っており、そこも個人的には好感を持てるし、それが物語にリンクしているのは勿論だけど、段々とその言葉の強さや方向が変わってきて、うんうんと頷いてしまう。

舞台となるのは田舎にある巨大なショッピングモール。
一度は行ったことあるだろう馴染みあるモール。
見たことのあるような風景。
なんか帰ってきた感がある感じ。

みなさんお好きな甘酸っぱい例のヤツも出てくる。
劇場で思わず顔真っ赤にする箇所もあったりして、たぶん相当気持ち悪い顔してたんだろうな安易に想像できる。

劇中歌が素晴らしいのはもちろんで、エンドロールのネバヤンで心の中で盛大に歌って、良いビタミンもらえましたわと劇場を後にした赤面おっさんでした。
てっちゃん

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