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SKIN 短編のunknownのネタバレレビュー・内容・結末

SKIN 短編(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

長編の「SKIN」を公開時に映画館で観て、短編の方は長らく観るのを放置してしまっていたのだが、この度やっと鑑賞。

こちらもかなりの衝撃作で、短い時間の中に、愚かな人種差別、ホモソーシャルな世界観、息子へのマチズモの押し付け等、胸が痛む事柄がギッチギチに詰め込まれていた。

スーパーで偶然出会った何の落ち度もない黒人男性へのヘイトクライムを主導した白人男性が、後日黒人男性の仲間に連れ去られ全身に真っ黒の刺青を施されてしまい見た目が黒人になるいうのは、寓話めいていて単純に面白いと思ってしまったが、その後起こったショッキングな出来事を考えると本当に心がザワつくし、後々まで考えさせられてしまう。

あのナチ男性は、自分が「黒人になってしまった」事には恐怖したが、結局は自分が起こした事柄については何ら後悔も反省もせずに逝ってしまった訳で。「罪を認め、償い、生きる」部分に焦点を当てたのが長編なのかと。

しかし、あの、ナチ男性の教えに従順だったまだ幼い息子に、父殺しとヘイトクライムという二重の十字架を背負わせるのはかなりキツい…😭
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