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テロルンとルンルンのtetsuのレビュー・感想・評価

テロルンとルンルン(2018年製作の映画)
3.8
色々あって鑑賞。

学校で居場所のない少女・瑠海。
彼女はある日、町工場に引きこもる青年・類と出会い、交流を深めるが...。

いじめられる少女、引きこもる青年。
立場は違えど、同じ孤独を抱えた二人の交流がとてもキレイな作品だった。

ドローンで撮影したと思われるオープニングの空撮シーンや、美しい青い海と空、そして、なにより、主演の岡山天音さんと小野莉奈さんの透き通った魅力が印象的だった。

また、映像的な部分では、異なった身分の二人が交流を深める場として、視覚的に分かる障壁=窓ガラスが配置されている点が面白く、それがクライマックスに至るまで維持され続けているのが良かった。

全体を通して、透明感が滲み出ていた本作。主題歌が流れるクライマックスシーンがエモすぎて泣きそうになる一作だった。

参考
日食なつこ「vapor」13th MV
https://youtu.be/k5s484LwGTY
(観賞して数日経った今でも耳に残る名曲。)
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