ten

パリの家族たちのtenのレビュー・感想・評価

パリの家族たち(2018年製作の映画)
4.4
母の日に向けてそろそろ何を贈るか考えないと、という時期に観るにはお誂え向きの作品だった。
登場人物たちのいろんな面に共鳴してしまった。この人の気持ちも分かるけれど、あの人の気持ちも分かってしまう、というしんどさ。
フランスってもっと自由で多様性を尊重されている国かと思っていたのに、まだ日本と似たような問題も抱えてるのか。
でもある面では対立していても、別の面でサラッと援護に入ったりするカッコイイ女性ばかりだった。割合は少ないものの、出てくる男性たちも好きだなぁ。
予告編では「すべての女性たちへ」とあったけれど、女性に限定する理由が私にはまったく分からなかった。
とても好きな作品。男性も是非どうぞ。
それぞれの人たちの繋がりの描かれ方も、この人にはこういう面を見せるけど、あの人にはこういう面、っていうのがしっくりきた。
とはいえ私も母親の呪縛から逃れられないことについては随分前に諦めたので、今年も結局何かポチる。
ten

ten