filmarksさんに招待してもらい試写会にて鑑賞しました！
エドガー・ライト監督最新作！
夢の中で60年代のロンドンにタイムリープするエロイーズは60年代で歌手志望のサンディと出会うが…この夢がやがて悪夢へと変貌していく。
インタビューでも監督がとてもパーソナルな映画と言っていた通り、60年代のロンドンの音楽とファッションそして映画のポップカルチャー愛に溢れたラブレターと言っていい魅惑的なスリラー映画
とびっきりキュートなトーマシン・マッケンジーと妖艶で美しいアニャ・テイラー=ジョイの演技は必見！二人が夢の中で出会うのは鏡越し、この鏡の演出は監督がほぼノンCGで撮影したシーンもあると仰っていてビックリ！しかし、この鏡の感覚がエロイーズと共に観客も狂い始め、この映画がホラー映画である事を思い出さされます。
自分の部屋に『ティファニーで朝食を』のポスターを飾り、60年代の音楽とファッションを愛すエロイーズを襲う60年代の魅惑的なロンドンの悪夢の正体こそ、監督自身が伝えたかったものであると思いますが、ラストシーンで「あっ！この映画はラブレター何だ」と気づけましたね
危険だけど魅惑的な過去を追体験した少女は時代の闇に落ちた女性を抱きしめ、現在へとその魅惑を伝えていく
ラストのサンディのキスがどんなに危険でもその時代の誘惑からは逃れられないという監督の膝をついたプロポーズのように感じました
〈鑑賞記録〉
1回目 2021/11/23
2回目 2022/05/13
