シャトニーニ

007/ユア・アイズ・オンリーのシャトニーニのレビュー・感想・評価

2.1
シリーズ第12作、過去と決別したボンドの前に現れたのは、復讐の女戦士。
時代は80年代へ突入!冷戦真っ只中のクラシカルな60年代からワールドワイドに明るい70年代、そして現代とそう遜色ない80年代初のボンド映画なので、クルマも女性も音楽も割と今風、常にトレンドを取り入れているスパイ映画ですね。オープニングもシーナ・イーストンで違うアドベンチャー映画を観ている感覚で味わい深い。

じつは最新作(2021年)「〜ノータイムトゥダイ」を初日に観ているのでそのレビューはもう少し後にします。しばしお待ちを●~*

ボンドガールにキャロル・ブーケ。メーンヒロインにブルネット美女は何人もいましたが、時代なのでしょうか非スパイでの武闘派ヒロインというシリーズでは初めて能動的なキャラです。美しいうえに博識、決して湘○王子みたいなのに引っかかってほしくないプリンセスですね、おっと失礼。

序盤でブロフェルドを迎撃、というか何人かの歴代ボンドはブロフェルドに苦しめられて愛する人を失ったりしてますが、ムーアボンドなりの“オトシマエ”をつけててカッコイイ。脳筋ですがそこがいい。

いままでスキーアクションは何度もありましたが、トライアスロンバトルって新しい。
「ナバロンの要塞」のような登山アクション、海底アクションまでスリリング!サボってたわけではありませんがロジャー・ムーア史上一番過酷なスタントの連続じゃないでしょうか?

素敵な余韻のエンディング。だが新時代のボンドはまだ始まったばかり!