great兄やん

アーミー・オブ・ザ・デッドのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

4.0
【一言で言うと】
「カジノより愛を込めて」

[あらすじ]
アメリカ軍がエリア51から未知の生物を載せたコンテナを輸送する。しかし気が散っていた新婚夫婦が運転する車に衝突された時に投げ出されたコンテナから超人的なゾンビが解き放たれ兵士が次々と襲われる。そしてゾンビはラスベガスへ向かい、ラスベガスはゾンビパニックへと陥る。やがてラスベガスは封鎖された...。

超濃厚大血肉噴射祭な148分。

予告を見てからチョー楽しみにしてた今作。
しかし監督がザック・スナイダーだから少し不安がありましたけど...いざ観てみたら全然そんなことなくて良かった!!😆
やっぱりザック・スナイダーは『ドーン・オブ・ザ・デッド』といい、こういったゾンビ映画撮る方が向いているのでは?🤔

とにかくアクションといい、観ていて最高にアドレナリンが出る演出が終始フルスロットルで出まくっていました!!!
特に序盤〜オープニングの流れがもう最高過ぎてヤバい。
未だかつてゾンビ映画であんなブッ飛んでて、尚且つ完璧な幕開けだったのはまさしく『ゾンビランド』以来かもしれない...それくらい興奮度合いがハンパなかった。

それに極彩色豊かなグロさもゾンビ映画の醍醐味でもある“クセ者の仲間たち”も良いアクセントになってましたし、なんと言ってもラスベガスが舞台ってのがメチャクチャ気分アゲてくれますよね〜😁
デイブ・バウティスタ率いる仲間のキャラも一癖二癖あって全員が全員好きですし、中でもコヨーテとひ弱な金庫開けが何気に一番好き😙

ただ...ザック・スナイダーの悪い所が出てしまったというか、色々とツメが甘い所が見受けられましたね😖
序盤で使ってたチェーンソーが全く出番が無かったり、真田広之の落とし所だったり、ラストの展開だったり...まぁその点他のゾンビ映画はストーリー性が皆無と言って良いほどなんで、そこはきっちり仕上げていたのがまだ及第点ですね😓

それでもアクションや演出はここ最近のゾンビ映画の中でも最高点に近かったですし、コロナ禍のフラストレーションを爽快に吹き飛ばしてくれる映画でした!

総合評価としてはこのスコアですが、もうちょい設定を活かしてくれればなぁ〜😩...って感じです。
そこをどう楽しむかは観る人に委ねられますが、マイケル・ベイ作品のように脳ミソ空っぽにして楽しみテェな!!o(*゚▽゚*)oって方はかなーりオススメ!!

何度も言うようですが、最高にブッ濃いエキスで作られたようなゾンビ映画でした!!