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イタリア映画だ。
名画の盗難事件及びその事件を題材にした映画脚本をめぐるサスペンスミステリーである。
スリリングな展開あり、雰囲気も気に入った。
面白かった。
ただ、色々詰め込んでいて若干気が散る。
もう少し焦点を絞ったストーリーであれば、より面白くなったであろう。
(なんか知らんけど、偉そうやね)
主人公は映画会社の有能な社長秘書だ。
しかし、裏では売れっ子脚本家のゴーストライターをしていたりする。
才能豊かな女性なのだ。
しかし、ある謎の老紳士と出逢い、彼から魅力的な物語を聞かされるのだが、そこから事態は思わぬ展開に。
その話を脚本に起こした結果、大絶賛の嵐の中、映画撮影が始まる。
そこにマフィアが絡んできて、売れっ子脚本家が半殺しの目に合わされ、主人公も色々危機に陥るのというストーリーだ。
全編軽いタッチで描かれているので、さほど深刻な気分になる映画ではない。
お手軽に観賞できるタイプの作品なのだ。
ただ、少しばかり感動できる場面もあったりするので要注意だ。
いや、ホンマに少しばかりなのである。
危うく泣くところであったが、私は泣かなかった。
オギャア以来、泣いた事がない私を泣かせようなんて10万年早いのだ。
(すんません、過剰な期待は禁物でっせ)
ちなみに、カラヴァッジオ自体はあまり関係ない。
私は芸術関連に関して非常に造詣が深い事で有名なのだが、唯一カラヴァッジオだけは全く知らないのだ。
まあ、絵が上手な人だったのだろう。
構図とか色使いがいいよね。
さすがだ。
よっ、カルパッチョ!