そろそろのジェイクギレンホールさん不足だったので、こちらを鑑賞。
ジェイクギレンホールさんという役者さんは器用なので、どんな役柄も演じきってしまうのだけど、この作品は彼の中でも異色の部類に入るのではないでしょうか。
そんな彼の抜群の演技力(やっぱり背中で語る演技と、どこか力の抜けた感じ、なんといっても視線の使い方、絶妙な間合い!がたまらん!)で、いつものごとく引き込まれていくけども、内容自体も魅力的。
最初の戸惑い、ループされる、託されたミッション!、明かされる事実、そこに潜んでいる正体とは、、、。
内容自体も文句なしだし、コンパクトにまとまっているし、だれることなく進んでいく。
孤独というか、殺伐としたどんより空気から、徐々に明るくなっていく(ハッピーエンドとかそういうものではなくて、生きる目的というか希望を掴もうとする感覚)この感じなんか感じたことあるぞと思ったら、「月に囚われた男」でお馴染みのダンカンジョーンズ監督さんでした!
こういう監督ならではの特性というか、雰囲気を掴むのもまた映画の楽しいところ。
はいどうぞと回答が用意されているような作品ではないので、そこの空白を楽しむことができる、どんな見方をするのかによっていくつもの可能性があること、その可能性を確かめながらまた観ようと思う、そんな作品でございました。