翼

9人の翻訳家 囚われたベストセラーの翼のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

翻訳家軟禁の実話から着想を得た本作。
9人の個性豊かな国と性質とを持った翻訳家たちが閉鎖空間で世界的ミステリ作品を同時通訳したら、どんなドラマややりとりがあるのだろうかと膨らむ妄想やアイデアはとても面白いし、アガサクリスティよろしくエンディングの回収も面白いのだが、どうも整理された映像化にはいまいち失敗してる感が残る。
銃撃を巡って翻訳家たちが多言語でスクランブルするシーンは見せ場の一つだけど、字幕版だと結局日本語字幕しか追えないのが残念。これは全世界の映画館で同じことが起きてると思うけど、吹き替え版だとどう表現してたのかな。気になる。最後は中国語だったけど人口世界第二位言語だぞ、そらバレるわ。

社長はマトリックスのアイツじゃん。権力を持った小物役が本当にお上手です。こんなにコテンパンにしたくなる顔のやついる?
翼