広島カップ

9人の翻訳家 囚われたベストセラーの広島カップのレビュー・感想・評価

3.8
ミステリー小説"本"の匂いがプンプンする作品。
あるミステリー小説の全世界同時販売を企画した出版社が、発売前に内容の流出が絶対に起きないように9人の翻訳家をひと所に"幽閉"して仕事をさせるが、ある事件が起きて...

ストーリーとしても作品構成としても凝っていますが、その主な舞台になる広大な屋敷にも書籍が棚にズラリと並んでいたりして、まるで図書館のような趣きでそれが本作の味になっています。
ミステリー小説ファンの心を掴むのに細かい配慮がされている作品です。
広島カップ

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