たかこ

サスペリア PART2 完全版のたかこのネタバレレビュー・内容・結末

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

むかーしむかし、観たことがあるので、
主要なシーンは覚えてる。
WOWOWで放送されたので、久しぶりに観てみた。イタリア語だった。
とにかく音楽がかっこいい。
テーマ曲だけでなく、何曲かあって、殺人シーンや恐怖シーンに突如として流れてくる。この音楽が作品を盛り上げて助けてる気がする。

冒頭、クリスマスツリーのある部屋。
誰かが襲われる影絵。子どもの足元に血のついたナイフが転がる。

心霊現象の公演?人の心が読めるヘルガ。客席から何かを感じる。

広場で酔っ払うカルロ。
イギリス人のピアニスト、マーク。
この広場って、いかにもセット。
夜に営業してるバールの店内、お客さん達がなんかへん。動きやたたずまいが。
その後に出てくる、通行人とかも、なんかへん。気になって見てしまう。

広場から見上げた窓で、ヘルガが襲われてた。それを見てマークがかけつける。
殺人現場でサンドイッチ食べて、ポットのコーヒーを飲む刑事たち。
これってギャグ??
この刑事たちって、のちに学校でカルロを撃っても全然当たらなくて、なんつー腕前なんだよって思った。
前に見てて結末を知ってるとしても、
怖さより、ヘンな感じがまさってしまう。
ヘルガの部屋に飾られたたくさんの絵。
マークは、なくなってるものがあると言う。
新聞記者のジャンナと、事件の真相を探るマーク。ジャンナの車がすごいボロのアバルト。ロックすると開かなくなって、天井のハッチから出る。ギャグかな。
犯人の手が時々出てくるけど、甲にチャック付きの黒い革手袋。これは指紋対策だけでなく、男女をわからなくするためだったんだなと、あとでわかった。

幽霊の話を読んだことがあるという証言で、図書館で本をみつけ、屋敷の写真を切り取る。作者のアマンダに会いに行くが、アマンダは襲われて、浴室の熱湯で顔に大火傷を負って亡くなる。
キューピーみたいな人形が吊るされてる。
心霊現象の教授が浴室をみて、湯気にアマンダが書いた文字をみつける。
「FINESTRA」窓。

マークが写真の屋敷を見つけ、中を見て回るときに、ギターの刻むような音が流れて、いい感じ!!
壁に描かれた絵を見つけて削るシーンでも音楽。
教授の家。誰かがいる。からくり人形。
ここでも、いい音楽。
マークが屋敷には窓があったのに、埋められてると気づき、夜に再度行って壁を壊す。落ちそうになるシーンで、ウィーンウィーンと曲が流れる。
とにかく、音楽が印象的。

カルロのお母さんが、マークをエンジニアだと思ってるところとか、
ジャンナがジャケットの内側から、細長いタバコを1本だけ出すところとか、
女性の絵にヤキモチやくところとか、
なんか、ところどころコメディ?

屋敷の管理人のアヤシイ子供、
人形、それらは、特に意味はなかったみたい。
犯人がエレベーターにネックレスひっかけて、マークがスイッチ入れてギロチン状態になったり、
逃げるカルロがトラックに引っ張られ、
顔を轢かれたり、
気持ち悪いシーンがあるんだけど、
今見ると、さほど怖くなかった。

とにかく音楽がよかった。
たかこ

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