あーさん

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のあーさんのレビュー・感想・評価

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観てから一週間経つけれど、最初の言葉が出て来ない。。
年明けの映画予告を観て、これは絶対に行かなくては!と思い、迷いなく劇場へと足を運んだ。

が、しかし、、

て、展開が速い、、
じょ、情報量が多い、、
は、背景が難しい、、⁈

でも、画は綺麗!素敵!大好き!

あー、英語が聴き取れる耳があれば。。
字幕を追うのが、まどろっこしい。
とにかく、追いつかない情報処理に私の目と頭はフル回転♪

1話目はレア・セドゥ 、
2話目はティモシー・シャラメ、
3話目はアニメーション⁈
が持って行った。

ドンピシャなキャストのオンパレード。

1話目のベニチオさんの顔のインパクトがすごい。
レア・セドゥは、所謂美人ではないけれど、改めてスタイル抜群だな、と。体のバランスが、ものすごく良い!
選べるとすれば、顔と体のどちらを選ぶ?みたいな質問に、私は体!と即答できるほどスタイル重視なので(多分コンプレックス💦)、あのモデルのシーンにはノックアウトされた。
美しい、均整の取れた、とはこういう人のことを言うのだ。。
'アート'というテーマにふさわしいキャスト♪

2話目のティモシーに関しては、もうズルい、としか言いようがない。
外見が素敵な人を、ずっと目で追ってしまうようなことはお行儀が宜しくない、と思っているのだけれど、ティモシーにはそれは通用しない。
ホンマ、勘弁して下さい❗️
あなたしか見てません。。
"DUNE"の時も思ったけれど、彼の旬はまさに’今'だな!
マクドーマンドさんもすごかった。
存在感、ちょっと寂寥感、大人の女性としての立ち位置。
ジュリエット役のリナ・クードリちゃんも可愛かった♪
アルジェリア出身とあったけど、ちょっと日本人ぽいお顔立ち?
若い二人のバイク疾走シーンは、まるで昔のフランス映画のよう。。(絵になる!日本人ではこうはならない…)
フランスの五月革命については、あまり知識がないのだけれど、タイムスリップしてしまう感じ、良かったなぁ。
こんな時でも、若者は'青春'なのだ!

3話目は、キャストの印象は少し薄めだけれど、結構なアクションに加えて'食'というテーマ、ウェス先生ぽいユーモアに溢れていて、何だか新しい世界観♪
なんだけど、ちょっとビターな異邦人の切なさよ。。

この3話を結びつけるメインのお話が、フレンチ・ディスパッチ…という架空のフランスの雑誌の廃刊を巡るお話。

箱庭の中の物語…とレビューで称している方がいらしたけれど、作り込み過ぎて余白がないとかリアリティがない、と決めつけてしまうのは勿体無いなぁ。
ただ、起承転結のはっきりした内容を求めてしまうと、ちょっと??かもしれない。
結局、好きか嫌いかになってしまうけれど、私は好き❗️
ホラ話の中に、ちょっぴりリアルが入ってて、しんみりしたりほっこりしたり(ぶっ飛んだり)。

ウェス・アンダーソン監督の頭の中は、こうなってるんだな〜って思う。

他にもたくさん、大物キャストが出ているけれど、予備知識を入れずに行ったので、気づけなかった人も。
シアーシャ・ローナン、どこにいたの⁈ショーガール?(後でパンフ見てわかった!よく見たら。。)
オーウェン・ウィルソンなんて作品でしか見ないから、知らない間にすごくおじさんになってた。。(自分と同い年だけど笑)
ティルダ様は、髪があったらわからないよ〜笑
他にもビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディはわかったけど、エドワード・ノートン、クリストフ・ヴァルツ、ウィレム・デフォー??このビッグネームさん達は何処に〜⁈(ハリウッド映画に疎いのが露呈…)

ウェス監督が大好きで参加できて光栄、ベテラン俳優陣との交流があり本当に現場が楽しい、と話していたティモシー。
良かったね!嫌な記憶が払拭されて。。
こぞって、大物俳優陣が参加したくなる監督作。監督は慕われてこそ、なのだ♪


サティみたいだけど不思議なピアノの調べ、色とりどりの雑誌の表紙絵、、
最後まで観た人へのご褒美♪


ウェス先生、これからも見たことのない世界へ私達を誘って下さい❗️(それまでに、もっとちゃんと過去作品観ておきます!)

あー楽しかった🎶



追記

ティファニーブルー基調の、素敵なパンフレットを読み込んで、ネットでもいろいろ調べてレビューしよう!と思っていたけれど、途中でやめた。
ウェス先生の前では、そんな小手先のメッキは剥がれてしまうように思ったから。。

"犬ヶ島"の時と同じで、一度観たら終わりの作品でない事は確か。
何度も観て楽しむようにできてるし、一度で終わりの作品なんかとは一線を画しているのだ!

パンフを買う時、タイトルを噛まないように、半券を握りしめてレジに並んでいた事は内緒。。😉
あーさん

あーさん