シビル・ウォー直後の世界を舞台に、ナターシャがかつての家族と再開し、自らを暗殺者に仕立て上げた秘密組織レッドルームと戦う、ブラック・ウィドウ主役作品。
久しぶりの劇場MCU作品、大満足!
いつものクールでカッコいいスカヨハブラック・ウィドウも(恐らく)これで見納めかと思うと悲しいですが、大好きな武闘派スパイアクションに擬似家族物語が絶妙にマッチしていて今までのMCU作品にはない面白さです。
近年の時流である抑圧されてきた女性の解放の物語でもあり、エンドゲームでの決断に至るまでのナターシャの過去の掘り下げと世代交代まで含んだ盛り盛りの内容ですが、スマートな展開なのでとても観やすかったです。
『家族』の面々もキャラ強です。硬派なストーリーに笑いを添えるナイスキャラなパパ・レッドガーディアンに相変わらずの美しさのレイチェル・ワイズ、そして何より永遠の反抗期系凶暴強カワ妹分のエレーナが最高です。こんなにキャラ濃いメンツだからこそ、変わった形だけどグッとくる家族愛描写でした。
ブラック・ウィドウならではの格闘シーンは期待を裏切らないレベルは維持しているし、前半のボーンシリーズ風味のアクションから後半にかけてのMCUらしい大規模アクションへの展開もグッドです。ただ、タスクマスターvsレッドガーディアンのバトルが多分カットされてるのか短めかつ内容薄めだったのがやや残念でした。
(関係ないですが、XM25(たぶん)とかAA-12とかマニアックな銃出てきて嬉しかったです。)
ブラック・ウィドウとホークアイのコンビが見られなかったのは悔しいですが、(僕が石油王だったら絶対に金出して映画化するのに!)久々のMCU作品、ブラック・ウィドウ単独作として大満足でした。ぜひ、劇場へ!
ホークアイ早く見せろ!ホークアイvsエレーナ、早く見せろ!!!
追記
パンフレットはコミックの設定解説やインタビュー、コラムなど、読み応え有りでした。