2021年劇場観賞4作目。
吹替で。
MCUもコロナの波には勝てず公開から延期。
やっと公開されるかと思ったら、なんとその間に映画館だけでなくディズニー+で追加料金を払えば観られるようになった。
すごい時代。
サブスクでの鑑賞は手軽さが売りだがどうしても没入感だと映画館に劣る。まして今作のようなブロックバスターは是非とも映画館で観て欲しいものだ。しかしながらコロナもあり諸手をあげて劇場を推奨できないのがつらいところ。
マジでコロナを指パッチンで消しとばしたい!
肝心の作品はMCUの新フェーズを告げるにふさわしいド派手なアクションだった。
それでいてハリウッドの女性問題、つまり女性にアクションはさせない(=男みたいなど派手さなことはできないという高くくり)や、セクハラ問題を反映させたメッセージ性も兼ね備えている。
しかもストーリーにおいても抜け目がない。やっとこさ主役の座をいとめたブラック・ウィドウがなぜエンドゲームでの決断に至ったかという点の補足としても機能している。
ストーリー・メッセージ性・娯楽性、全てが両立している!
映画界の最先端を走るシリーズがきっちり現代の社会問題を取り上げながら、同時にエンターテイメントとして仕上がっているとは何と気持ちがいいことか。
これはキャップのウィンター・ソルジャーや同じくディズニー+での配信のファルコン&ウィンターソルジャーと同じような系譜かと言える。
敵の在り方や思想・戦い方の悪どさもキャップ:ウィンターソルジャーのヒドラと重なる。
さらにこの作品は次世代へのバトンをも担っている。一体どれだけ多重構造なんだ…
誰もが観たら魅力的だと思えるのがブラック・ウィドウの妹エレーナ役のフローレンス・ピュー。何であんなに演技上手いの?なんで?笑
現代っ子ぽさもありながらキメるところは決める。スーパーヒーロー着地も含め笑
何はともあれ、ブラック・ウィドウの有終の美を飾る素晴らしい作品だった。
次はシャン・チー!早く観たい!