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家族を想うときのiroのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.5
資本主義社会の綻びが、家族の絆を揺るがしていく。

映画というよりは、現実を見せられている様な印象。今のイギリスの一面が、正確に切り取られているのだろう。

ただ舞台が日本であったとしても、何の違和感も無い。強い普遍性、問題意識を有した作品である。

真綿で首を絞められる辛さ、切なさ。
不在者連絡票が、こんなにも悲しくみえるなんて。

静かな叫び、静かな悲鳴。
そろそろこの世の中を、何とかしたい。
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