ご存じ、みんな大好きゴッドファーザー。
イタリア、シチリア半島のコルネオーレ村出身のヴィトー・コルレオーネ(マーロンブランド)がアメリカに渡り一大ファミリーを築いていく大河ドラマ。
シチリアーノ裏切りの美学は、ほぼノンフィクションでコーザノストラ(マフィア組織)を内部にいた幹部が裏切り、告発していく。
内容は、ゴッドファーザー寄りでなく、明らかに日本の仁義なき闘いに近い。
コーザノストラ撲滅に執念を燃やしていた判事、ジョヴァンニ・ファルコーネがマフィアに暗殺されるシーンが本作の白眉。
あまりのど迫力に何回も巻き戻しして観てしまった。
81歳のマルコベロッキオ監督のギラギラ感は、深作欣二監督を彷彿とさせる傑作。