ぐち

ANNA/アナのぐちのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
3.3
モデル体系スレンダー美女がゴージャスな衣装をお召替えしながら知性とスナイピングと格闘術を武器に敵をバッタバッタとなぎ倒すゴージャスなアクションが観たい!と思って観に行ってその通りのものが出てくる満足感。こちらご要望のものです。そうそうこれが食べたかったのお腹いっぱい!みたいな。ありがとうベッソン。

ただアナは知性も凄いって設定でそれを披露するシーンもあるのに、実動となるとそれが一切発揮する機会がなく全て無双的肉弾戦だったのはもうちょいなんかなかったのかと思ったけど。力こそパワーか。そうか。かっこいいもんな、タイトな服着た美女が長い脚でゴツい男の首をロックして叩きつけるの…わかるよ。
CIAが『3年練り上げた完璧な計画』の中身が、蓋を開けてみたらハニトラと一切確保してない退路だったのは流石に気絶しそうになったけどベッソンだから良いんや。

出てくる男が総じてマヌケ(いろんな意味で)だったのは面白かった。「私たち相思相愛でしょ?」が痛烈。男性エージェントの無意識の上から目線や特権意識をおちょくっているようにも見える。
アナにハニトラばっかさせてんのは監督ぅ!ってちょっと苦笑するけど。


-----------ネタバレ----------------









ヘレンミレン様の扱いが最高に良かった!!!!最後の方で予想できるけど、でもこれだけで他の雑さやゆるさは全て帳消しにしても良いくらい。
情だけじゃないのが特に良かったなぁ。ちゃんと野心もあって適度に狡猾で、アナもオルガもお互いの欲しいものを最終的に手に入れるの。それが中年女性だっていうのが、もう最高。
この役にヘレンミレン様を配したかったのなら、街でロシア語喋ってんのにKGBで英語を喋ってることも許すよ仕方ないよね。あと黒衣のルークエヴァンスもね。やりたいよね。
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