このレビューはネタバレを含みます
コンパクトでありながら適度に刺激もあって、後味も良い。ムカツク奴は子供だろうが犬だろうが（犬は悪くないけど）全員死ぬし良い奴は爆発に巻き込まれても生きる。
アンドロイドもので必ずジレンマとなるアシモフの三原則総無視！商品的にも安全装置は一番気をつけるとこじゃないんか！！超短納期だったもんな！！！あと最初のファービーみたいなオモチャからミーガンへの進化が5段階くらいすっ飛ばしててこの世界の技術レベルはどうなってんだ！！！！
などなど、楽しく突っ込みながらサクッと見れるホラーエンタメ。ツッコミどころはともかく全体的な質も高い！
ゴア描写はグロ耐性低い私でもちょっと物足りないと思うくらいカットされてて（今ここカットされたなってわかるくらいだから多分撮ってはいるんだろう）、予告のようなミーガンのダンスしながら無双する感じも少なくてやや食い足りない感じはする。
あとこれは個人的好みが過ぎる話だけど、機械と人間の関係性が好きな自分にとってミーガンとケイディの絆（のように見えるもの）も、アンドロイドとしてのミーガンの自我も、若干簡略化されてて期待してたウェットさがなかったな。まぁそういう映画ではないんだが。
宇宙船でAIが人に反旗を翻す密室劇というようなSFの定形を、個人宅のスマート家電が乗っ取られることによって踏襲してるのが面白かった。
最終的に、他者とのコミュニケーションをアウトソーシングすることの是非みたいな着地点も良かった。SNSだって、ネット介してるけどちゃんと人と人が関わってるもんね。
それすらAIに頼るとどうなるかっていう、現代のデイスコミュニケーションを一歩進めた感じ。
