このレビューはネタバレを含みます
正直1にあんまりノれないままだったので不安だらけで見た2。
面白かった！！！
アクションも編集もすごい見やすくなってた。
これは2になって流石にキャラや人物関係をわかってきたり、登場人物が減ったり（死んだから）したのも大きいかも。でもアクションプランは明らかに変わったよね。
1と2の制作公開に時間経過があるのがわかるな…
しかし行為の残虐性としてはKGFは抜群に高いが、人体欠損や傷口の見せ方はRRRの方がエグかったな。
特にKGF1は血も傷も見せないように頑張ってたけど、2ではそこまででもなかった。これはレーティングのためなのかな？
冒頭からロッキー兄貴が教科書のようなヴィランムーブかましてきて大笑いしてしまった。それヒーロー映画だったら直後に死んでるやつや。気持ちいいくらいのアンチヒーローぶりにすっごくワクワクした。
魅せるシーンも本当に多くて、世界一かっこよくタバコに火をつけるシーン（警察署襲撃）とか、トラックに満載したカラシニコフ隊でアディーラを返り討ちにするとことか、最後は銃じゃなくハンマーに回帰するところとか。
虐げられている人々の上に立って導く者というだけでなく、一人一人が己の王たれと鼓舞するような感じが良かった（おそらくロッキーはそういう自覚は無いだろうが）
参謀キャラが好きなのでワナラムすごい好きになっちゃった。
あとアディーラに『ヴァイキングに傾倒している』って設定があって、確かに外見がめちゃくちゃ影響受けててなんか微笑ましくなってしまった。形から入るタイプか（いや多分映画としてはヴァイキングの残虐性を取り入れた、それくらい恐ろしい存在ってことなんだとは思うが。なんか厨二っぽく感じちゃって…）
いちゃいちゃするリナとロッキーはすっごい可愛かったけど、どうしてもリナが物語上の単なる装置にしかなってなくてそこは残念だった…
初めはロッキーのトロフィーとして、ロッキーが弱った時は愛で助けるケア要因として、最後はその死がロッキーを発奮させる起爆剤として（あと物語の落とし所としてもロッキーを退場させるならリナも死んでた方が都合がいい）
リナを「娯楽」と呼んでても2人の愛を疑いようがないくらい表現してたのは上手いなと思ったけど、どうにもロッキー個人というより物語に奉仕するキャラに見えてしまった。
