鎌谷ミキ

スペシャルアクターズの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)
3.9
【B級映画の中のB級映画】

[あらすじ]ネット完全版
鳴かず飛ばずの役者の大野和人(大澤数人)は、弟の大野宏樹(河野宏紀)からとある俳優事務所を紹介される。その事務所は、映画やドラマの仕事のみならず、日常生活での演技も請け負っていた。そんな中、カルト集団の旅館乗っ取りを阻止するための依頼が一行のもとに入る。そして、和人は自身の弱点を言えないまま計画の中心メンバーになってしまう。

[レビュー]
ハリさんと同時鑑賞🥳
今回はハリさんに邦画をチョイスして頂きました✨

上田慎一郎監督長編2作目。『滝を見に行く』『恋人たち』松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第7弾でもあります。有名人を起用するのではなくオーディションなどで出演者を決める、この手作り感はまさに上田監督らしさですね。

うん、これぞB級映画ですね🤣🤣🤣
流石カメ止めの次の劇場作品。こうして自分を持ってるって強みだな。それが大衆受けするかは別なんだけど。編集もしてるし、まさに映像作家さんなんだろうなぁ。

「おっぱいにはストレスを和らげる効果」あ!『お米とおっぱい。』ですよ、ここで繋がるんか🤣🤣🤣やっぱり予習しといてよかった。こちらはくだらないとはまた違うシュールさがあるかも。

もうカルト集団の話しても大丈夫かな🤔真っ黒けっけの教団すぎて、滑稽だなぁ🤣

本作が面白いのは、映画で"役者の芝居を見る"という二重構造ですね。なので、無名に近い役者さんたちは大変だったと思います。他の作品と同じ手法で演技ワークショップやってますね。複数で演じ合うことで、セリフを変えていったりディスカッションしたり。この企画は独特な作り方なんですよ、そもそもそこを理解しないと「なんでこんなに素人っぽいんだ?」となりかねなくて💦気になったら"松竹ブロードキャスティング"で作品検索してみてください。

さて。観客はそうはいってもカメ止め以上のクオリティを求めているわけですが…それは難しすぎるかな💦同じ雰囲気は確かにあるんだけれど。比べさえしなければ十分面白いですよ、B級だけど😆

私の評価は当てにならないですよ、JMSを香ばしい映画と思って楽しんでる人なんで🤣

あんまり内容触れてないのは、どんでん返し系だからあらすじだけ伝えときました。

ハリさん、このB級感どんな楽しみ方されたかな😎『お米とおっぱい。』と共にありがとうございました✨
鎌谷ミキ

鎌谷ミキ