こぅ

チア・アップ!のこぅのレビュー・感想・評価

チア・アップ!(2019年製作の映画)
3.9
サラ・ヘイズ監督デヴュー作で、【ヒューマン・
コメディ】。

【スクール・オブ・ロック】の高齢者チア版、【チア★
ダン】の高齢者版という趣。

余生をゆっくり過ごそうとシニアタウンに引っ越したマーサ
(ダイアン・キートン)だったが、隣人シェリル(ジャッキー
・ウィーヴァー)に焚き付けられて、平均年齢72歳のチア
リーディングクラブを結成し、大会を目指すが…。

タイトルやジャケ写、高齢キャストから予想外な事は何も
起こらない、予定調和、ベタ、お約束通り、王道、それ以上
でも以下でも無い、ラストも予想出来る、しかし、本作を
観たい者はそれを望んでいるわけでこれで良いのだ。
実話なら兎も角、これをシリアスに撮っても詰まらない話。

【年齢のせい】にして、何かを諦める或いは逃げるのはよそう
というシンプルなテーマ性が良い。

たとえ負けてもチャレンジが人の心を動かす。

一難去ってまた一難、、そしてツキもある、これも定番。

最初はウザいお節介焼き、シェリルのキャラも気がつけば、
良き理解者で唯一無二の大親友に。
演じるジャッキー・ウィーバーは、主役のダイアン・キー
トンを喰っていた。

クライマックス前の2人の【結束】が泣き処。
そこにはベタベタに泣かせようなんて魂胆は見えないのも
好感。

クライマックスのパフォーマンスも特別な事はやってないの
だけれど、メンバーの生き生きと楽しそうな笑顔でほっこり
満点‼︎


ラストは、◯◯でパッと終わっても良かったけれど、ウエット
になっちゃうし、締めの余韻としてはこれがベター。
スッキリ短尺なのも良い。


*ダイアン・キートン(73)のスタイルと姿勢の良さ。

*久々見たパム・グリア(70)は大分ビックリ増量した
けれど、寧ろ張っていた顔は若返っていた印象。
こぅ

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