もじゃ

エターナルズのもじゃのレビュー・感想・評価

エターナルズ(2021年製作の映画)
4.0
「一つの命の終わりは一つの命の始まりだ」

MCUフェーズ4作品。人類史を早期から見守ってきたエターナルズ。彼らはディヴィアンツを倒せるか?

アベンジャーズが戦う裏でまたひっそりと別のヒーローが戦っているのだ。ドラゴンボールみたいな強さのインフレ。随分と壮大でファイナルファンタジーみたいなお話。そして超人たちもまた自らの存在に悩む。

アベンジャーズがアメリカ系だったのに対してエターナルズは英国系。故に冒頭はハリーポッターぽかったり。
紀元前数千年前からいるけど多様性確保済。アジア系、アフリカ系、インド系、手話や同性愛などの欲張りセット。教義を遂行しようとするマッチョイズムと戦うのは現代的だなって。そんな終盤の対決はDCのジャスティスリーグみたい。

セルシ役のジェンマ・チャンはまさにハリー・ポッターに出てる。ブロンドのアンジェリーナ・ジョリーは17歳のカルテを思い出す。暴走してるのも昨今の状況に合ってるような…イカリスはザ・ボーイズのホームランダーみたい。ギルガメッシュがマ・ドンソクなことや、ボリウッドには笑う。

上映時間はMCUでは標準的な?150分。最初の1時間はエターナルズの沿革説明やメンバーの紹介に使われる。この長いセットアップの中で、エターナルズの存在の謎に答えが出て1つ満足感がある。こんな作りがMCUの長時間作品のポイントなのかもしれない。
暴力の輪を断ち切る決意を経て中盤へ。わかりやすくバトルや悲劇がある。そして黒幕との対決の決意からが終盤でここもボリューム大。今後はアベンジャーズとも絡むのかな?

エターナルズって持続可能な社会ってことか!と思った作品。
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