Emiii

プライベート・ライアンのEmiiiのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
5.0
第二次世界大戦、ノルマンディー上陸作戦。
大量の兵士が戦死した中、生き残った兵を率いてミラー大尉は特別任務を受けていた。
それは、4人兄弟のライアン二等兵を捜し、安全に帰国させることだった。
ライアン二等兵の兄弟はすでに全員が戦死していたため、母親のことを思って帰国指示が出たのだった。

兵士数人と、アパムというトリリンガルの戦闘員ではない兵士を伴ってライアン二等兵を探しに出るミラー大尉。
途中、取り残された民間人に良心を刺激された兵員が戦死する。
また、仲間を銃殺したのにもかかわらず降伏してきたドイツ兵をミラー大尉は逃がす決断をして―――。


冒頭から容赦なく兵士が死んでいく。
腸の中身が出ているシーンもあるし、観れる人とそうじゃない人と分かれる作品だ。
冒頭だけ観るのも見ごたえがあるため、それだけでも満足度が高いと思う。
しかしながら、ミラー大尉率いる隊がライアン二等兵を探す旅に出るところから、さらに面白くなるのでできれば最後まで観てほしい。
『タイタニック』もそうだが、3時間近くある作品で長さを感じなかった作品は本作も含めても数少ないと思う。
アパムの成長物語が、スムーズに運ばないこともリアルだった。
生き残ったメンバーの皮肉さも作品の質を上げていると思った。
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