このレビューはネタバレを含みます
いかにも感動系で、評価が高いのはわかるけど、個人的には嫌いな作品。
ライアンを助ける物語なのに、ストーリー進行に何の意味もないアパムの無能ぶりが不快。こんな野郎に時間を割きすぎで、テーマが散漫になっている。
人を殺す問題なのがテーマなのか?ライアン一人のために大勢が無駄死にする悲劇を描きたいのか?ミラーの自殺のような無駄な死に方に意味があるのか?ヒューマニズムがテーマでもない、殺戮シーンをウリにしている娯楽戦争映画なのに偽善ぶるなよと言いたい。全く感動しないどころか不快になった。
このラストにすれば感動するだろうというあざとらしさが出ていて後味悪すぎ。
あっち行ったりこっちいったりする展開でただただ時間が長く感じた。長い分だけ腹が立つ。