せんな

架空OL日記のせんなのネタバレレビュー・内容・結末

架空OL日記(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます


なんっっにも起こらない。
なのにずーっと面白い。不思議な魅力あふれる映画でした

ドラマ版にハマったのはだいぶ前。面白かったけど、淡々としてるドラマだったから、2時間の上映となると飽きちゃったり眠くなったりするのかな、とか思ってました。全くそんなことはなかったです!
ただOLたちのとりとめのないやりとりが描かれている。それだけなのに飽きない面白い!

どこにでもいそうだけど、しっかりキャラの立っている、いつもの5人。ひとつひとつの会話がエピソードが、おかしかったり共感できたりで、ただただ楽しい時間でした
劇場内にはクスクス笑いがたくさん起こっていて、みんなで笑いを共有できている感じがして心地よかったです

ドラマを見ていたからこそクスッと笑える場面があったのも良かったな ハロゲンとかマンガ全巻のくだりとか

最後の展開。
連ドラを見ていたとき、これまで淡々とした日常が綴られていたにもかかわらずのラストの展開に、とても衝撃を受けました。劇場版でさらに「私」含めたみんなが大好きになって、ずっと見ていたいと思えたからこそ、連ドラと同じ展開にならないでくれ、と願った上での今回のラスト。楽しかった気持ちに水を差されたように、ヒヤッと切なくなりました でもその切ない気持ちを含めての「架空」OL日記 なのかな、と思ったり。最高に楽しませた上で虚しさの中に突き落とす容赦のなさも嫌いじゃないです

テンションが上がりすぎずに、でもとっても楽しめる、良い映画でした…!
せんな

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