本作と『アメイジンググレイスアレサフランクリン』を教会の映画鑑賞会ですることになったので記念にレビュー。
女性アーティストとして初めて"ロックの殿堂"に選ばれた伝説的ミュージシャン、"ソウルの女王"アレサフランクリンの伝記ミュージカル映画。
父親や夫から束縛されながらも本当の自分を探し続け原点へと立ちかえってく、アレサフランクリンの前途多難な半生を描いた物語。
僕はこの映画を初回は映画館で観たが、その理由は（彼女が『ブルースブラザーズ』に出演してたから）という軽い気持ちだったので、アレサが実は牧師の娘で教会でゴスペルを歌いながら育っていたなどのバックグラウンド的な話はこの映画を見るまでは全く知らなかった。
だから、教会生活や人間関係で苦難し葛藤するアレサの描写が教会で育った2世の悩みを正確に捉えていたので驚いたのと同時にとても励まされたし、酒に溺れてしまってからの展開には不覚にも涙が溢れてしまった。
本作が訴えかけていることは今の時代にも通じている。
"本当の自分を探し続ける"
"どうしようもならなくなった時は誰かに助けを求める"
アレサが通ったこれらのことは全ての人間にとって大切なことに違いない。
僕はこの映画と『アメイジンググレイス』は教会で観るべきだと心の底から思わされた。
だからそれに従うまでだ。
でも、暴力的な場面や下品な言葉が飛び交うシーンが少しでもあると（この場面を教会で流して怒られないだろうか）と不安になる。
『ロッキー』の時もそうだったな。
でも、みんなは受け入れてくれるだろうと信じている。
彼女も信仰の人なのだから。
https://youtu.be/P7wCrjuTIyo
