おときち

前田建設ファンタジー営業部のおときちのレビュー・感想・評価

2.0
小木の小木感がすごい!
最初から最後までずっと小木!


小学5年生の娘のリクエストで一緒に鑑賞。

前田建設ファンタジー営業部。
今作で取り上げられてるマジンガーZだけでなく、銀河鉄道999、またはグランツーリスモのサーキットなど、アニメ・ゲームなどの世界にある建造物を実際に建設するとなったら、どれぐらいの工期でいくらかかって、どうやって建設するのか?を検証する実際にあるコンテンツ。
今作はそのマジンガーZの格納庫を作ったら?っていうコメディ。


出てくる人みんなキャラクター濃い。しかもアドリブが多そうで楽しそうな雰囲気は伝わるし、楽しかった。
掘削のエピソードは興味深かったなぁ。


バカだと思われても真面目にやる。しかもチームとなってみんなで熱く取り組む。あぁ日本的だなぁと思う部分もあれば、その反面、ちょっと羨ましいなぁとも思ったりする。
そもそものファンタジー営業部も企業PRの側面もあれば、業界への興味を持ってもらい、それが人材獲得へ繋がり、技術継承にも繋がれば、という面もあるだろう。
どの業界でも人手不足は深刻だけど、建設業界も大変そうだし。


小木を中心に明らかに「アドリブだろ」っていう場面も多く、笑いどころは多数。
でも「映画か?」って言われると、なんとも。テレビでの2時間ドラマやNetflixなどの配信でも?って思わなくもない。チャプターも5つに分かれていたので、そのまま5話のテレビドラマでもいけそう、って思ってしまったかな。
ないと思うけど、もし続編があるならドラマでいいかな。劇場には行かない。
まぁでも、そういうのを求めて観る映画ではないかもしれないが。


紅一点の江本役、岸井ゆきの。知らなかったけど、かわいかったし面白かった。アドリブっぽい時(おそらくだけど)の受け返しとかもかわいかったけど、でもそれは演技じゃないしなぁ。そこを「良い」っていうのも違うかなと。

あとは良くも悪くも上地くんは上地くんだし、六角さんも六角さん、鈴木拓もずーっと鈴木拓だった。役名は入らず、ずっと「あ、鈴木拓」って。
小木含め好きな人ばかりだけにバラエティ感が拭えなかった。


実話ベースとはいえ、ちゃんと栗本鐵工所、日立造船などもそのままの社名で出てくるのはリアリティ増してよかった。


そうだ、永井豪は突然やってきます。
私もリアルタイムで観ていないけど、マジンガーZ知らない世代でも大丈夫ですよ。説明多いし。


いちばん良かったのはエンドロールでした。あれはかわいい。最後まで観ちゃう。