kanegone

最初の晩餐のkanegoneのレビュー・感想・評価

最初の晩餐(2019年製作の映画)
4.1
好きです。こういう映画。

別に劇場で観なくても…と昔の自分なら思っただろう映画なんですが、いまはこういう映画を劇場で、じっくりと観るのが幸せ。

それなりに期待して観たんですが、徹底した撮影で、端役に至るまで見事な演技を披露してくれました。大人が落ち着いて観るには、素晴らしい邦画だったと思います。

家族、共同生活者、ステップファミリーであること…と、家族での食事、あたりがテーマだと思いますが。
そうした環境から生まれてくる、家族それぞれの気持ちが丁寧に描かれていて、それを台詞説明ではなく物語として表現してくれていて、心が引き込まれます。

楽しみにしていた窪塚洋介も存在感しっかりで、染谷くんの演技もよくて、主要な役者はみんな最高でした。回想の中の子役たちもみんな見事な芝居をしてくれて。大満足です。

先日観た楽園と、これと、今週末からのひとよが、私の中で秋の邦画三部作という括りになってまして、ひとよも楽しみです。

気分がいいので、つい帰りに本も買ってしまった…。
先週末から仕事がイベント続きで忙しかったので、今日の定休日はすごく嬉しい気持ちで過ごしています。
夜は本を読もっと。皆さまもごきげんよう。
kanegone

kanegone