アタフ

ザ・プロムのアタフのレビュー・感想・評価

ザ・プロム(2020年製作の映画)
3.9
ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。
この劇場のシアター1はカスタムスピーカー『odessa』をいうものが新設されたみたいで、どうやら音質が良いらしい。体験してみると、確かに重低音がビンビン伝わってきます、このシアターとミュージカル映画の相性は抜群かもしれない。

映画自体は、かなり王道なミュージカル映画である。だがテーマはかなり現代的だ。同性愛者を受け入れようという、現代的でかつ、ごもっともなテーマを、これでもかというほど どストレートに表現したミュージカルである。
メリル・ストリープやニコール・キッドマンなど豪華な俳優陣の歌や踊りにて発せられるド迫力のそのメッセージは、まあ確かに説得力があるが、あまりにもどストレート過ぎて、どこか子供たちに見せるNHKの教育テレビ的な印象も受けた。アンドリュー・ラネルズが歌う「隣人を愛せ」的な聖書を引用した歌のミュージカルシーンは躍動感があって最高なのだが、どこかで教育テレビを見ているような気分にもなった。終盤の展開は、まさに隣人を愛せ、いや皆を愛せと言わんばかりに、差別的な奴も保守的な奴もみんな巻き込んでの大ミュージカルへ、この潔いほどのハッピー展開はちょっと面食らうところもあったが、ミュージカルシーン自体は素晴らしいので、なんだかんだ感動。音楽の力って凄い。

主役でレズビアン役の女の子、ジョー・エレン・ペルマン、とてもカワ(・∀・)イイ!!、まだあまり映画に出ていないみたいなので、今後の作品に注目したい。最初はオリヴィア・クックかと思ったよ。あとニコール・キッドマンよ、この人もう50代なににも関わらずなんて美しいんでしょうか、美魔女って言葉はこの人のために使う言葉なのか?
そんなこんなで、テーマをどストレートに表現した楽しいミュージカル映画でした。ネットフリックスで見るよりも映画館で見たほうがいいねこの映画は、この映画をむっちゃ楽しみにしているという人は、映画館行ったほうがいいよ!!
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